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電熱線温床
いよいよ春夏に向けての本格的な育苗がスタートしました。

この寒い時期の苗づくりに欠かせないのが、
育苗用のビニールハウスと「温床」です。

冬の気温そのままでは春や夏の野菜は発芽すらしませんから、
人為的に温熱を加えた苗床を用意して、その上で苗を育てます。
落ち葉や米糠をよく混ぜ、水をかけて、
足で踏み固めて発酵を促し、その発熱を利用する
「踏み込み温床」という江戸時代から伝わる技法も、
いまだ有機農業の世界では一般的です。

石油も電気も使わず環境に優しい素晴らしい方法で、
さいのね畑でも、新規就農当初、栃木の茂木では、
「踏み込み温床」を使っての育苗も行っていたのですが、
大量の落ち葉を集める時間と労力や踏み込む際の重労働を考えると、
業務としての費用対効果的に厳しい側面もあり、
3年目くらいからは、電気を使った温床を取
入れて、育苗を行っております。



昨年までは、上の写真の様なマットを敷いて、
その上で苗を育てておりました。
栃木時代からお世話になっているヒロキさんより、
中古の品を破格で譲っていただいたものです。
 
濡れても平気なホットカーペットといった感じで、
コンセントに挿せば一瞬で、
どこにでも温床が出来上がるという優れ物なのですが、
5年以上の使用で、経年劣化、
メーカーの謳う寿命も過ぎまして、
年末、試しに、電源を入れてみると、
ウンともスンとも温まらないということで、
さてさて、この冬の育苗どうしようかと考えると、
このマットを新品で購入するのは、結構、値が張り、痛いところ。
 
というわけで、就農後初めて、
「電熱線温床」なるものを、作りました。
地中に電熱線を埋め込み、その熱を使います。

経費は、出来合いのマットの4分の1程度です。
作り方自体は、そんなに難しい事もないのですが、
なにぶん、初めてなので、
研修生の一真君と京士君に実作業をお願いしながら、
いろいろ調べつつ、工夫して作るのが、とても楽しい仕事となりました。




いざ完成してからも、きちんと均一に求める温度が確保されるか、
不安でしたが、一真君が、さいのね畑に導入してくれた、
温度ロガーで各所の温度の時系変化を確認した結果、問題なし!
 
2坪の広さのものを2セット。
 
苗半作(良い苗ができあがれば野菜はもう半分できあがった様なもの)
という言葉どおり、苗作りの成否が、野菜の出来不出来を大きく左右します。
舞台は整いましたので、後は、本番の栽培管理の腕次第です。

「全部、大成功させてやる」緊張感と高揚感が入り混ります。

 
| 営農 | 06:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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